インタビュー

【MARIA】日本とドイツ、2つの空で過ごす幸せ。

就職後、幼いころからの夢であった客室乗務員になるため転職し、ドイツに渡ったMARIAさん。日本を出て、仕事とプライベートのバランスへの考え方が大きく変わったと言います。今の環境や家族や友人との時間を大切にしつつ、「新しいことに挑戦する気持ち」を持ち続けたい。その意欲を携え、彼女は今日も2つの空をつなぎます。

MARIA

MARIA
千葉県出身/客室乗務員

夢を叶えて、ドイツへ。

どんな仕事をしていますか?

ドイツのフランクフルト空港をメインに発着するドイツの航空会社の客室乗務員をしています。担当路線は日本線のみなので、フランクフルト-東京・名古屋・大阪、または、ミュンヘン-東京の便に乗務しています。月に2本〜3本のフライトを担当しており、中2日間は日本に滞在するため、1回のフライトは4日間または5日間です。

この仕事を選んだ理由は?

幼少期にアメリカで暮らしていたこともあり、海外と日本をつなぐ仕事をしたいという思いがありました。担当するのは日本路線のみということで、まさに日本との懸け橋ですし、この路線だからこそ日本人のお客さまの力になれるのではと。また、海外にいればいるほど日本を好きになるので、日本とつながっていたいと思う気持ちもありました。
また、個性を大切にする文化があり、働く環境がとても良いということも選んだ理由の一つです。

同僚も上司も日本文化をとても理解しようとしてくれますし、いろんな国のバックグラウンドがある人たちばかり。日本人として、国際色豊かな環境で働けるということはとても魅力的です。

仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?

日本人のお客様から「外資の航空会社に乗っても、あなたたちがいることで安心する」と言ってもらえた時です。
また、機内ではトラブルがよく起きます。お客様の体調が悪くなってしまったり、飛行機が遅延してしまったり。さまざまな緊急事態が発生した時に、客室乗務員としてだけではなく、通訳としても間に入り、お手伝いや問題解決ができた時にやりがいを感じます。
外国人のお客様に、日本を好きになってもらえることもとても嬉しいです。

MARIA

イタリアのガルダ湖にて。

日本を出て、変化していった価値観。

学生時代と今で変わったこと、変わらないことは?

変わったことは生活リズムです。学生時代は朝から晩まで予定を詰めて、1ヶ月後のスケジュールも全て決まっていないと気持ちが落ち着きませんでした。「予定が埋まる=充実している」という気分になっていたんだと思います。

でも、今では真逆。ドイツに来てから大きく変わりました。ドイツでは、日曜日にはカフェとレストラン以外は全て閉まっています。最初は何をしたらいいのか分からず、時間を持て余していましたが、今では身体をしっかり休ませ、家族との時間を大切にする国民性に私もすっかり染まってきています。
変わらないことは、旅行好きなことです。異文化が好きで、さまざまな国に行きその土地の暮らしを見たり触れ合うことが好きです。また、海外に行けば行くほど日本の素晴らしさにも気がつきます。

コミュニケーションの変化

ドイツに住み始めてから、どんどん自分が強くなっている気がします。

というのもドイツでは、自分の意見をしっかり持ち、表に出すことが大事だとされているからです。日本では相手のことを思って、相手を尊重することや、周りとの協調を図ることが重要視されますが、ドイツでは日本での自分でいたら、何もできません。良いものは良い、悪いもの悪い、何が欲しいのかをはっきり相手に伝えることが大事だと気づかされました。

しかし、ドイツでの自分で日本にいると、わがままで自分勝手だと思われてしまいます。この切り替えがとても難しいのですが、日本人として相手を思いやる心は忘れずに持ちつつも、ドイツでは自分の意見をしっかりと表に出すなど、環境によって柔軟に対応できるよう心がけています。

MARIA

仕事は、プライベートを豊かにするために。

幸せを感じるのはどんなとき?

パートナーと一緒に美味しいものを食べているときなど、何気なく過ごしている日常に小さな幸せを感じます。パートナーがドイツ人なので、文化や意見の違いからぶつかることも多いのですが、一つひとつ話し合い、お互いを尊重し、分かり合えたときも。
仕事でコンスタントに日本へ戻るので、海外に住んでいても家族や友達と定期的に会えるこの自分の環境に、感謝の気持ちでいっぱいですし、幸せです。

仕事とプライベート

ドイツに住んでみて仕事とプライベートのバランスについての考えが大きく変わりました。
日本では、仕事の為に生活があるように感じますが、ドイツでは真逆で生活のために仕事があるといってもいいと思います。プライベートがとても大切にされているのです。日本にある飲み会の文化も無いため、仕事終わりは皆直帰し家族と過ごす方が多いです。

また、有給は私の場合年に42日間あり、全日使わないといけません。職場では次の有給はどこに行く、など、みんなワクワクして話します。働き方の種類も充実しており、それぞれの希望により自分で好きなように働き方を選べます。

日本とドイツ、どちらが良いかは人それぞれ違うと思いますが、こういう働き方もあるんだなと身をもって知ることができ、とても衝撃的でした。謙虚さと感謝と、挑戦する気持ちを大切に、プライベートも仕事も両立させる。そんな30代を目指し、これからもドイツで奮闘していきます。

Q&A

趣味 旅行、ジム、カフェ巡り
特技 国際交流
資格 TOEIC 790、ドイツ語検定2級
好きな映画 Sound of Music、レ・ミゼラブル、ジブリ
好きな音楽 Coldplay、Bruno Mars
好きな言葉 夢は大空へ 努力は足もとに
好きな本屋漫画 『ドイツ流、日本流』(川口マーン恵美)、『夢をかなえるゾウ』(水野敬也)
好きな休日の過ごし方 カフェでブランチをして、お散歩。夜は家族でごはんを食べて家で映画鑑賞。とにかくリラックスする!
私の好きなヨーロッパの場所ベスト3 【1位】イタリア ガルダ湖
【2位】スペイン マヨルカ島
【3位】ギリシャ サントリーニ島
リフレッシュ方やストレス解消法 とにかく寝る。ジムで身体を動かす。日本のドラマを見る。
毎日必ずやっている事 朝、コーヒーにココナッツオイルを入れて飲む。日本の家族と連絡を取る。
時間とお金が膨大にあったらしたいこと my home を日本とドイツの両方に建てたい。
子供の頃の夢 客室乗務員
尊敬する人 両親
学生時代の活動 ジャズダンスサークルに所属し、たくさんの舞台に出演。Disney landにもチームで出演。ロンドンとバンクーバーで短期留学。
直近の目標 ドイツでの生活をもっと充実させる。
人生で大切にしたいもの 謙虚さ。感謝の気持ち。いつまでも新しいことに挑戦する気持ち。
理想の30代とは プライベートも仕事も両立させる。心に余裕を持って穏やかに過ごす。

MARIA
1988年6月24日生まれ、O型。
学習院女子大学国際文化交流学部卒業。英会話スクールに就職し、カウンセラーとして働いた後、2012年6月より外資航空会社に転職。転職と同時にドイツに移住をし、現在も海外生活奮闘中。今年4月にドイツ人パートナーと入籍。

関連記事

  1. 丸山紗來

    インタビュー

    【丸山紗來】忘れかけた美容の夢を、つかんだ勇気。

    「美容の仕事」と聞いて思い浮かんだものの少なさ、自分の見地の狭さに愕然…

  2. インタビュー

    【佐々木みづほ】私の人生の責任は、私にしか取れない。

    一度は大手企業に勤めながらも、自らを見つめ直し、自分が本当にやるべきこ…

  3. 家泉美希

    インタビュー

    【家泉美希】「悪くなったら病院へ」のサイクルを断ち切りたい。

    職場体験と家族、2人の“おばあちゃん”との関わりを通して、仕事では理学…

  4. Lili

    インタビュー

    【Lili】五感を満たして、ポジティブにいこう!

    ダンサーとして一流アーティストの輝きを支え、個人ではヨガとダンスを組み…

  5. 岡田早百合

    インタビュー

    【岡田早百合】仕事も家庭もダンスも。 理想の未来へ向かう、強い意志。

    女性として、社会人として、未来の幸せな家庭と存在感のある仕事を両立させ…

  6. 砂川浩人

    インタビュー

    【砂川浩人】好きなことを仕事に。だからこそ全力で。

    そこに仕事としての責任が生まれても、好きなことを好きである気持ちは忘れ…

最近の記事

  1. 丸山紗來
  2. 88'spot イベント募集
  3. メロトゲニ
  4. 丸山裕理

アーカイブ

  1. PR

    ★イベント情報公開★
  2. 岡田早百合

    インタビュー

    【岡田早百合】仕事も家庭もダンスも。 理想の未来へ向かう、強い意志。
  3. 内田莉紗

    インタビュー

    【内田莉紗】追い求めるのは、役と一体になれる瞬間。
  4. 大迫つばさ

    インタビュー

    【大迫つばさ】「仕事上の付き合い」なんて関係ない。 先入観なしのつながりが自分を…
  5. 多田恭子

    インタビュー

    【多田恭子】「生きる権利を守りたい」 タンザニアを経て、学び続ける看護師。
PAGE TOP